小学校や中学校の夏休みの宿題の中で、必ずあるのが読書感想文です。
誰でも一度は書いた経験がある読書感想文ですが、書き方を難しく感じ、苦手に思っている人も多いのではないでしょうか。
そこでどうしたらスムーズに感想文が書けるのかを、ポイントを絞って説明していきます。
感想とあらすじは別物
多くの人がやってしまいがちなのが、あらすじをダラダラと書いていく行為です。
なかには感想文の大半があらすじで埋まってしまっている、なんて人もあるでしょう。
これでは感想文というより、ただあらすじを説明しているだけになってしまいます。
このような感想文では、高い評価や良い成績は難しいといえるのではないでしょうか。
感想文はあくまで自分が読んだ本の感想を書くものであって、内容の説明をするものではない、ということを覚えておいてください。
選ぶ本の重要性
いい読書感想文の書き方で、最初の関門となるのは本選びです。
小学生のうちは「この本がおすすめです」と学校からの推薦がありますが、中学生、高校生ともなると自分で本を選ばなければなりません。
しかも、感想を書く為の本選びというのは意外と大変なのです。
日頃から読書が習慣になっているならば本選びはさほど苦にはなりませんが、そうでない人にとっては何を選んだらいいのかわからない、ということもあるでしょう。
本の選び方
どういう本を選べばいいのかといえば、感想を書きやすい本です。
どのような本であれば感想が書きやすいのかは、やはり自分が面白いと感じる本だといえるでしょう。
面白いと感じたものについてはいくらでも語れるけれど、自分がつまらないと思ったことについての感想なんて、かなり難しいはず。
そのため、読んで面白いと感じた本を選べば、スラスラと文章が綴れるでしょう。
本の面白さを伝える
きちんとした文章を書かなければいけない、そんな風に思ってしまうと難しく感じるでしょう。
そこで、自分なりに面白かった部分や気になったポイントをまとめれば、文章がスムーズに出てきます。
何から書けばいいのかわからないという場合は、まずは気になった登場人物にスポットを当ててみてはどうでしょう。
あの場面で彼はこういうセリフを呟いたが、その点について私はこういう風に感じた。彼女の行動は最初は理解できなかったが、最後には共感できるようになっていた自分に驚いた、など。
気軽に感想を綴ればいいのですよ。
誰かに伝える行動
文章に書き起こしていないだけで、日頃から他者に自分が見たことや読んだものの面白さを伝える行為はしているはずです。
漫画や映画、音楽など、自分が素晴らしいと感じたものの魅力を誰かに伝えようとした経験を思い返してみてください。
感想を書くという行為によく似ているはず。感想文も同じです。
自分が普段からやっている行動なら、そんなに難しいことではないでしょう。
仕上げの確認
最後に気をつけたいのは、書き終わったものをちゃんと見直すことです。
当然と言えば当然ですが、仕上げをするかしないかで文章のクオリティは大きく変わってきます。
書いているうちに話が横道にそれてしまっても、文章を綴っている最中は案外わからなかいものです
誤字脱字のチェックも兼ねて、書き終わったものは最低2回はチェックするようにしましょう。
もしかしたら、問題点や矛盾した部分が見えてくるかもしれません。