サイレン(SIREN)のストーリーと結末「絶望の連続」

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サイレン(SIREN)は和製ホラーのゲームソフトです。その難易度と謎が散りばめられた要素が、プレイヤーの興味を駆り立てて人気を得ています。

キャッチコピーは「どうあがいても絶望」という、救いがないワードになっていますが、そんなサイレンのストーリーと結末は一体どうなっているのでしょうか。

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サイレン(SIREN)のストーリー

あらすじを紹介する前に、メインの登場人物を簡単に説明します。

  • 須田恭也(すだきょうや)/オカルト好きの高校生
  • 神代美耶子(かじろみやこ)/盲目の美少女
  • 竹内多聞(たけうちたもん)/銃を持っている民俗学者
  • 安野依子(あんのよりこ)/竹内ラブの大学生
  • 牧野慶(まきのけい)/気弱な求導師
  • 前田知子(まえだともこ)/平凡な中学生
  • 宮田司郎(みやたしろう)/クールな医師
  • 恩田理沙(おんだりさ)/色々あって無職
  • 四方田春海(よもだはるみ)/周囲から浮いている小学生
  • 高遠玲子(たかとおれいこ)/トラウマがある小学校教師
  • 志村晃(しむらあきら)/渋い猟師
  • 美浜奈保子(みはまなおこ)/落ちぶれたTVタレント
  • 神代淳(かじろじゅん)/神代家の養子
  • 八尾比沙子(やおひさこ)/謎の求導女

他にも登場人物はいますが、だいたい上記の名前を覚えていたらストーリーは分かります。ちなみに前田知子ちゃんは、恐すぎて放送中止されたCMに出ている子です。

羽生蛇村の異変

物語は、羽生蛇村で起こった異変から始まります。

昭和51年8月3日、羽生蛇村は土砂災害により被害を受けます。さらに27年後の昭和78年8月1日に、赤い水に四方を囲まれた状態で羽生蛇村は異界に取り込まれ、そして村人は屍人となって人間を襲うようになるのです。

現実の世界で羽生蛇村は地震によって土砂崩れが起きたことになっていて、オカルト掲示板の住人にSDK(須田恭也)が心配されています。

主人公である須田恭也はオカルト好きの高校生であり、オカルト掲示板で書き込まれた謎の村について興味を示します。

その村とは、「たった一人の人間によって村人全員が全滅した」という都市伝説がある村で、夏休みを利用して行ってみると、SDKのハンドルネームで須田恭也が書き込みをしているのです。

参考:オカルトランド画像掲示板(http://www.occultland.com/j/top.html)※現在サイトは見られなくなっています

上記のURLは当時現実に存在していて、SDKの書き込みを確認できました。

須田恭也と神代美耶子

羽生蛇村に辿りついた須田は謎の儀式をしているところに出くわしますが、村人に見つかり逃げます。ヤバそうな雰囲気の警官に追いかけられる途中で村中にサイレンが鳴り響き、異界に取り込まれるのです。

須田は警官に胸を打たれ赤い川の中へ落ち、目が覚めると優しそうな求導女がいます。彼女に「視界ジャック」という、相手の視界を見る方法を教えてもらい、村中にいる謎の屍人と戦うことに。

須田は赤い水を取り込んだことにより生き延びれたみたいですが、そのままの状態だと屍人になってしまうので危ない状態です。

そして村人である美耶子と出会います。飼い犬が亡くなったことで動揺する美耶子を心配した須田は、彼女を連れて村を彷徨います。

途中、神代淳が出てきて彼女を連れ去ろうとしますが美耶子が淳をぶん殴り、「私を連れて逃げろ」と上から目線で命令されて須田くんは美耶子の下僕と化します(笑)。

神代淳は美耶子の姉の婚約者ですが、美耶子に執着している様子です。

美耶子に文句を言われながら、2人で屍人を倒して村から脱出しようとしますが、途中、具合の悪くなった須田くんに美耶子は自分の血を与えます。

これによって須田くんは屍人化を免れましたが、美耶子に受け継がれていた呪いを受けて不死となってしまうのです。

しかし淳が今度は猟銃を持って登場。須田くんはまた胸を打たれてしまいますが、宮田医師に助けられ、美耶子を探しに屍人の巣へと向かうことになります。

宮田司郎と恩田理沙

恩田は村の出身ですが、色々なことがあって戻ってきました。異変に巻き込まれた最初の頃は1人で彷徨いますが、しばらくして宮田と一緒に行動するように。

実は恩田には双子の姉がいるのですが、その姉は看護師であり宮田医師の恋人でもありました。しかし宮田は恋人関係にあった恩田の姉を手に掛けたあとに異変に巻き込まれていたのです。

恩田は自分の姉を手に掛けた人物と一緒にいることになりますね。

その姉は異変後に屍人となり2人に襲い掛かりますが、恩田は姉と同調してしまったことで屍人化。姉妹は2人で宮田を追いかけます。

宮田はずっと冷静に今の状況を分析したり調べたりして、その途中で須田くんや安野を助けています。

どうやら今いる時間軸が27年前の村になっていることを突き止めたり、どうすれば屍人を倒せるのだろうかと模索していますが、そのために恩田姉妹を拘束して解剖したりしているので、もしかして屍人より怖いかもしれません^^;

竹内多聞と安野依子

竹内は羽生蛇村の出身であり、27年前の災害で両親を亡くしています。羽生蛇村を調査している最中に、強引に付いてきた教え子の安野と異変に巻き込まれます。

なぜか拳銃を用意していた冷静な竹内は、周りの状況を見ながら安野とともに村から脱出しようとしています。

安野は竹内に好意があるようですが、竹内は興味のない様子。がんばれ安野。

そんな安野は途中で屍人に撃たれ竹内とはぐれますが、宮田医師に助けられます。このときに須田くんの血を輸血されたことで不死となり、竹内を探しに屍人の巣へ向かうことに。

牧野慶と前田知子

異変のあと出会った牧野と知子ちゃんは行動を共にしますが、牧野があまりにもヘタレだったので知子ちゃんは見捨てられます。

その後の知子ちゃんは屍人化してしまい、両親に会いに行くのですが、両親からは化け物にしか見えないという悲しい場面があの動画でのCMなのです。

しかし結局、両親も共に屍人化して3人仲良く知らない人の家で楽しそうに過ごしています。

知子ちゃんを見捨てたあとの牧野は宮田と合流しますが、宮田の落ち着きぶりに若干引き気味です。

四方田春海と高遠玲子

春海は赤い水を使わずに視界ジャックが出来る能力を元々持っており、そのため周囲から浮いてしまっている存在でした。

そんな春海を心配していた担任の高遠は、以前わが子を死なせてしまったことが原因で離婚を経験しているというトラウマを持つ女性です。春海に娘の面影を見ているのでしょう。

そのため春海を助けようとして、屍人を爆発で巻き込んで道連れにします。しかし悲しいことに屍人として復活してしまうのです。

高遠がいなくなったあと、一人になった春海はどこかの家の押入れの中でじっと過ごします。

家の中には屍人化した知子ちゃん一家がいるし武器は持てないので、脱出するためには見つからないように動くしかありません。怖い。

しかし無事に家を出ることが出来ましたが、彷徨って屍人の巣に辿りつきます。

志村晃と美浜奈保子

志村と美浜は2人とも単独行動をしています。

志村は村人です。猟銃を持って屍人と戦いますが、村の秘密になんとなく気付いていたため、今の状態に悲観して自害。

美浜は羽生蛇村の都市伝説を取材に来たTVタレントです。他のスタッフとはぐれたところで異界に取り込まれます。

見つけた拳銃で屍人と戦いますが、村に残されていた不老不死の伝説に興味を持ち、自ら赤い水の中に入っていきます。

それぞれ最終的には屍人化します。残念。

八尾比沙子

ラスボスはあの優しそうな求導女の八尾比沙子です。

1300年以上昔、飢饉に陥っていた羽生蛇村に異形のモノが落ちてきます。堕辰子(だたつし)と呼ばれる神の一種であるソレを、当時妊婦だった比沙子が食べたことにより不死となり呪いを受けたのです。

比沙子は自身の呪いを解いてもらうために、自分の子孫を代々堕辰子に捧げてきました。しかし長い間生きていたことで記憶や人格が不安定になり、自分の目的が分からなくなっています。

サイレン(SIREN)の結末「屍人の巣へ」


屍人の巣となった羽生蛇村では須田くんが美耶子を探しています。この時点でまだ屍人化していないのは竹内と安野、牧野と宮田、春海。あとは神代淳ですね。

それぞれが行動し、物語の終わりへと向かいます。

須田恭也の辿る道

淳によって美耶子が戻ってきたことで、堕辰子が復活出来るとテンションアップする八尾は儀式を始めます。

台座に寝かされた美耶子が燃え上がり堕辰子が復活しますが、須田くんに血を与えていたことで完全体としての復活ではありません。

その場に駆けつけた須田くんが見たものは燃え上がる美耶子です。堕辰子に襲われ意識を失いますが、夢の中に美耶子が出てきて「全部消して」と頼まれます。

この時の堕辰子の攻撃で淳も屍人化。

求道師となった宮田から受け取った像を持って、異界である「いんふぇるの」に辿りついた須田くんは美耶子の霊に導かれながら、屍人となった淳を倒します。

さらに八尾が自分を捧げたことで完全体となった堕辰子と戦い、勝利。

その後は春海を現実世界へ戻して、美耶子の霊と共に異界の屍人を殲滅しまくります。

この様子が現実世界へと伝わり、「一人の人間によって村人全員が全滅」という都市伝説になったのです。自分で自分を呼び寄せたというわけ。

宮田と牧野の辿る道

目が覚めると赤い水に浸かっている状態の須田くんと竹内と牧野。このときに美耶子の血は須田くんを通して竹内と牧野に流れます。

その後、牧野と宮田が対決します。2人は双子であり、宮田は牧野に強烈なコンプレックスを持っていました。

自分の気持ちを吐き出した後に牧野を銃で撃ちます。それから求道師の服を着て牧野に成り代わった宮田は、須田くんにすべてを終わらせる像を渡します。

しかし牧野も須田くんの血が入っているため不死化したはずですが、なぜか彼の場合は奇妙な肉の塊と成り果てることに。

宮田は求道師として村を救うために行動するのです。須田くんに像を渡した後、屍人の巣を爆発させて、27年間閉じ込められていた村人を解放するために自らの命を捧げます。

宮田の最期は、恩田姉妹の幻影をみながら果てることに。

竹内と安野の辿る道

竹内は須田くんの血が入ったことで中途半端な状態となっており、屍人となった両親は人間に見えるため再会を喜んでいました。しかしバットを持って乱入してきた安野に両親を殴り倒され、「しっかりして」と怒られます。

逆に人間である安野は化け物に見えるため、動揺しまくりです。最終的にはこの2人は異界から脱出できていないので消息不明。

2人は須田くんの血が入っているため不老不死となっていますが、竹内は半端な状態です。これから異界を彷徨うと思いますが、化け物にしか見えない安野と一緒にいるのは怖ろしいでしょうね。

春海の辿る道

屍人の巣を彷徨っていた春海は屍人に襲われますが、そこへ屍人化した高遠も現れます。

絶体絶命の状況の中、もうすでに人間だった頃の意識がない高遠ですが、春海を襲っていた屍人を道連れにして瓦礫の下へ落ちていきます。

遠のく意識の中で春海が口にしたのは「お母さん」という言葉。化け物になっても春海を守ろうとした高遠に、母の面影を見たのでしょう。ここ泣けます;_;

その後は美耶子に導かれた須田くんによって、現実の世界へと帰ることができます。

まとめ

結局、元の世界に戻れたのは春海だけです。須田くんのその後はSIREN2で少し見ることが出来ます。彼は美耶子の霊とずっと異界を彷徨い続けるのでしょうね。でも2人一緒だから寂しくないかな。

竹内と安野もその後どうなったのかが気になりますが、やっぱり異界を彷徨ってるんだと思います。安野は竹内ラブなのでいいですけれど、竹内はただただ悲惨なんじゃないでしょうか。

サイレンはとても面白いゲームですがかなり難解です。

それでもこのゲームは人気があるため、たくさんのユーチューバーさんが実況動画をアップしています。色々な方のプレイする動画を見るのは楽しいですよ。

とても面白いので、ゲームでも実況動画でもぜひ挑戦してみてください。

須田恭也の俳優ってどんな人?【SDK】
サイレンのゲームのキャラクターは実際の俳優さんが演じられています。中でも人気が高いキャラクターに須田恭也(SDK)という人物がいて、演じられたのは篠田光亮(しのだみつよし)さんという、現在も活躍されている俳優さんです。

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