となりのトトロの都市伝説はデマだった?!噂が出回る魅力とは!

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昭和30年代を舞台にした「となりのトトロ」は、ノスタルジックな雰囲気を醸し出し、子供だけでなく、大人が見ても懐かしい気持ちになることから、ジブリの中でもかなりの人気作品になっています。

そんな人気アニメであるとなりのトトロに纏わる不思議な都市伝説は、ネットを中心にたくさん存在しています。今回はそんなトトロに隠された噂を調査してみました。

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都市伝説はデマ!

となりのトトロは、主人公であるサツキとメイが、森で不思議な生き物トトロに出会い、数々の不思議な体験をしていく様子を描いた作品です。

そしてトトロは死神だった、サツキとメイは亡くなってしまったなど、様々な都市伝説が出回っていますが、実際にはジブリが公式に否定しています。

みなさん、ご心配なく。トトロが死神だとか、メイちゃんは死んでるという事実や設定は、「となりのトトロ」には全くありませんよ。最近はやりの都市伝説のひとつです。誰かが、面白がって言い出したことが、あっという間にネットを通じて広がってしまったみたいなんです。「映画の最後の方でサツキとメイに影がない」のは、作画上で不要と判断して略しているだけなんです。みなさん、噂を信じないで欲しいです。

引用元:2007年05月 – スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI

都市伝説を信じてしまった一般の方から問い合わせがあったことから、こういう形で否定されています。実際にかなりの数の噂が広がってしまっているので、信じている方も多いのではないでしょうか。

しかしこのように公式サイトで「噂を信じないで」と書かれていることから、トトロに関する都市伝説はデマだということになります。

どんな都市伝説が広がっているの?

ではネットを中心に広がり、一般にまで認知されてしまった噂とはどんなものだったのでしょうか。

まずはサツキとメイの影の話です。映画の後半になると、急にサツキとメイの影が画面上から消えています。

このことをきっかけに、サツキとメイは実際には亡くなっていて、幽霊になってしまったので影が無いのだと囁かれています。

これに関しては公式サイトで「不要と判断して無くした」と言っていることから、完全なデマになりますね。

次に、池に落ちていたサンダルは本当はメイのものだということ。

サンダルを見てサツキが「メイのじゃない」と否定しているシーンがあるのですが、よく見るとメイが履いていたサンダルと色や形がとても似ています。

このことから実はメイは池で溺れて、亡くなってしまっていたのではないかと言われています。

実際に画像検索して確認してみましたが、メイが履いていたサンダルはラインが2本、池で見つかったサンダルはラインがクロスしていましたので、これも完全なデマですね。

参考:メイ サンダル 画像検索

それにサツキが「メイのじゃない」と否定していることも、デマを裏付けると言えます。

この時代は現代と違って、あまり物をたくさん持っていません。ですので女の子ならデザインの違いは正確に分かったはずです。

さらに物語の終盤に、病院まで行ってお母さんに会わないのは不自然というもの。

サツキとメイは入院している母親の病院を訪ねてトウモロコシを渡すのですが、なぜか直接会わずにそのまま帰るのです。

このとき2人はすでにこの世の存在ではなかったから、お母さんに会えなかったのではないかと言われています。

しかしこれに関しても、よくよく考えると2人の姿は汚れてボロボロになっています。そんな姿をお母さんに見せてしまったら、余計に心配すると考えてからではないでしょうか。

そうすると、お母さんに会いたくて、でも心配掛けたくなくて、という子供心の葛藤が垣間見える気がします。

ただこの時にお母さんは「今、サツキとメイが笑ったような気がしたの」と言っていることから、何かしら感じるものがあったのでしょう。

となりのトトロの魅力

この作品には幼い姉妹の成長記録と、不思議な現象がふんだんに盛り込まれています。

昭和30年代の懐かしい雰囲気は、その時代を知らない人間でも「あぁ、こういう雰囲気いいなぁ」と感じさせられるのではないでしょうか。

私の父は終戦後間もまく生まれています。昭和30年代だと、父は小学生から中学時代でしょうか。もしかしてサツキと同年代かもしれません。

そんな父と、子供の頃にテレビ放映されていたトトロを一緒に見ていたら、「父ちゃんの子供の頃はこんな風に自転車に乗ってたんだぞ」なんて、思い出話に花を咲かせてくれました。

このセリフは、カンタ君が大きな自転車をサドルに乗らないで漕いでいた様子を見て、父が発した言葉です。

この時代、子供用の自転車なんてなかったので、高過ぎるサドルに腰を下ろさなくても漕げるように、工夫していたのだそうです。

今だと交通マナー的によろしくないのでしょうが、昔はいろいろな形で工夫して生活していたのだと分かります。

不思議な生き物との触れ合いももちろん魅力ですが、こんな風に懐かしい雰囲気を感じさせてくれることも、となりのトトロの大きな魅力でしょう。

ぜひ、おばあちゃんやおじいちゃんと一緒に観て欲しいですね。そうすると、自分たちの知らない時代のことをたくさん話してくれるでしょう。

また、舞台背景やストーリーと共に、音楽にも魅力が溢れています。

久石譲さんがピアノ演奏されている動画です。鍵盤を叩く前の久石さんのスマイルに和やかなムードが漂っています。

まとめ

となりのトトロに関する都市伝説は公式サイトでデマだと否定されているので、あまり信じないようにした方がいいでしょうね。

しかしこのように噂が広がるということは、それだけ魅力があり、認知されているということなので、しょうがないことなのかもしれません。

何度見ても面白く感じるとなりのトトロを、ぜひご家族で鑑賞してください。